ホーム > 無線・通信・放送 > IC-706MK2Gの液晶パネルの修理
ビネガーシンドローム。
私のは大丈夫。最終モデルのMK2Gだから大丈夫。直射日光当たってないから大丈夫。
しかし、現実はそれを許さなかった。
一年ぐらい前から画面中央付近が見づらくなってきた、かな?と感じていたがその後中心から同心円状に見えない部分が増えていった。
もちろん普通に考えたらお金無いから修理も出せないし下手に弄って壊すのも困るしまぁ我慢して使うかな、となるところ。
ところが晩酌をしながら画面を眺めていてなんと惨めなこと。これはもう我慢できない、やってやる!とネジを外し始めた。
やり方はネットでバッチリ。2820DGも直したことがあるから
「絶対大丈夫だよ」(名台詞)
そんな感じで飲んで酔っ払った勢いで始めた修理。半分やけになりつつも慎重に行ったが行き当たりばったりなので写真を撮っている暇が無かった。検索すればOM方々のページにやり方がいっぱい載っているため、注意点や気づいたこと等、さわりを記す。

ヘッドユニット
電源を入れた写真を撮っていなかった。どんだけ行き当たりばったりなんだと。一応画面の中央が黒変しているのは見て取れると思う。これが電源を入れると中央部が薄くなっている。
開ける前にメインダイヤルを外す。ダイヤル固定ネジも外す。あとで分かったことだが左のボリュームつまみは外さなくて良い。

2本のネジをはずしてパカっとしているが、
開けるときに注意。着脱爪のバネが固定されておらず外れやすい。弾いたり落としたら最期探すのは困難。でも大丈夫。ホームセンターで同じようなのが売っているということ。
先に記すが、左側にあるダイヤルとメイン基板を繋ぐフラットケーブル。これはコネクタのロックを引っ張れば抜けるのだが、組み立て時なぜかスカスカになってロックされなくなってしまった。ロック機構を壊したのかもしれない。私は薬のヒートを切った板をフレキの後ろに添えて接点の厚みを増したらなんとなく固定された。なんかモヤモヤする。
なお、液晶パネルの構造自体は変わらないらしいが、メイン基板の配線構造は無印・MK2と違うらしいのでその場合は各自工夫してほしい。

ででん
MK2Gはサブダイアル類がフラットケーブルで分割できるので結果的につまみを外す必要が無かった。

これは酷い(ニャンちゅう風)
この先突貫作業のため肝心の写真を撮っていない。
液晶パネルを把持する枠の爪を外してメイン基板から液晶パネルを分離する。ここら辺はググると諸OM方が上げていると思うのでご参照のこと。
注意するとしたら、液晶パネル把持金具や液晶パネル本体、導電ゴムなどに印を打って、組み立て時向きが分からないにしないこと。導電ゴムに向きはなく、液晶パネルも傾けてみればうっすらと分かるのでなんとかなると思うが、念のためやっておくと良いと思う。

偏光板を剥ぐ
この修理で一番難易度が高いのがこれ。ガラス基板と偏光板の間に糊が張ってあるが、それぞれが融着していて剥がれない。液晶パネルと偏光板の隙間にカッターを挿入して徐々にバリバリと剥いでいく。このときものすごい酢酸臭がする。なるほどビネガーシンドローム。

分離できた
ガラスより柔らかいプラスチックのヘラのようなものとシリコーンリムーバーやIPAを総動員してとにかく剥ぐ。根気よく剥ぐ。ここでパーツクリーナーという選択も出てくるが、あれは金属向けで導電ゴムなどプラスチックなどには良くないらしいがよく知らない。用いる際はよく調べてほしい。

ちょっとずつハゲていく
正直この状態はやっちまったか、と思ったがこれで正解だった。ガラスは糊に比べて相当丈夫なためガリガリやって良い。ただし、ガラスの長辺の端のほうは接点になっており少し薄くなっているので、その辺りは力を入れたらいけないと思う。

ピカピカ(ピカチュウ)
計3時間ぐらいかかったと思われる。IC-2820DGの時と比べて難易度が桁違いだった。

組み立て
買ってあった偏光板を枠にピッタリに切りあてがう。そして導電ゴムを金属板に仕込んで金属枠の爪をメイン基板に嵌める。このあたりはなんとなくできちゃうのではないかと思う。

施工前と段違い。
外していたダイヤルを戻していくが、どうもスカスカで抜けてしまう。どうやら緩み止めが塗布されていたらしい。家の中にあったと思うがすぐ出てこなかったので、両面テープを軸に巻いて嵌めたらバッチリ固定完了。
あとは元通り組み立ててはい完成。
注意点:
・着脱爪のバネの扱いに細心の注意を払うこと。
・フラットケーブルのロックが緩くなったら厚紙でもなんでもいいからあてがって接触をキツくする。
・液晶パネル周辺は向きが分からなくなると悲惨なので印をつけること。
・メインダイヤルがスカスカになったら何かしらベトベトしたものを巻いて接触を密にする。